2017年5月24日 菅木志雄展

友人と六本木のTOMIO KOYAMA GALLERY に行ってきました。菅木志雄の代表格の最新作がずらりも並んでいました。

もの派は1960年代末からの傾向で、木や石といった素材そのままを見せる作品が特徴的です。彼らの一般的な意味で(作らない)姿勢というのが今では欧米でも評価されています。概念性や名詞ではなくものの本質を見ろと誘う知的な挑発が作品から感じられました。

菅さんは今も作品を作り続けているのですが、昔の作品と根本は変わっておらず、ものが剥き出しのままです。それだけにこの一見シンプルなテーマは人を数十年熱中させる奥深さがあるのでしょう。僕も数点欲しいのがありましたが、お値段が…でした笑。ただ彼らの作品を買うというのは作品を買うというよりは、芸術家の思想を購入しているとした方が正しいのかなと思います。