藝大おじさんについて

音楽学部名物といえば「藝大おじさん」ですね。彼らの話はよく聞こえてきます。近年はブログ等で控えめにこの方たちの存在を教える方もいらっしゃいますが、実態はえげつなく衝撃的なものがあります。

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クラナッハ『不釣り合いなカップル』(1522年、ブダペスト西洋美術館)

 

例えば

・金をちらつかせてパトロンという名の愛人契約を結ぼうとしてくるおじさん

・コンサートを開いてあげると近寄ってくるが、金銭トラブル等が酷いおじさん

・ただのセクハラおじさん。金持ちは豪華な自宅に呼んで大胆にやります

・自分の吹いたマウスピースをお目当ての娘にあげるなどする変態おじさん

・顔写真はもちろん、全体写真をきわどい角度から撮るおじさん

・上野で待ち伏せをするストーカー系おじさん

・怯えた顔に快感を覚える恐喝系おじさん          etc....

 

いい年したおじさんと若い女性の組み合わせはある意味普遍的な組み合わせなのか分かりません。学生側も相手は一応お客様なのでなかなか無視することはできないようで、非常に根深い問題です。そしてこのようなトラブルを案外学生たちが割り切ってしまっているのも恐ろしいところではあります。「藝大おじさん」の話をしても、あーそんなことあるよね、程度の反応しか来なかったり、一般感覚がやや麻痺しているのではと思ってしまいます。むしろおじさん上手く使ってのし上がってやろうという野心家もいて、なかなかカオスです。しかしおじさんは音楽ではなく、若くてキレイな女性が好きなのであって、彼女が卒業したら想像以上に冷淡な態度をとります。そしてすぐに次の若いターゲットに狙いを定めるのです。

 

音楽学部はだいたい二年生から、定期演奏会等で外部にお披露目されますが、そこでおじさんたちの目に留まると、そのようなことが発生します。美しくて可愛い方だと数名のおじさんがついていたりするのは珍しくありません。無視されて諦めてくれる紳士やひたすら応援に徹してくれる紳士ならいいのですが、藝大おじさんはとてもしつこいことに定評があります。だからこのように認識され、不名誉な単語が作られてしまっているのです。